1級電気施工管理技士

受験資格

第一種電気工事士の免状の交付を受けたものは実務経験を問いません
2級電気工事施工管理技術検定合格証明書の交付を受けた者は、合格後5年以上(指導監督的実務経験年数1年以上を含む)受験資格は、いろいろとあるのですが、早いうちに第一種電気工事士、2級電気施工管理技士、に合格していると、この2つに該当すると思います。

私の場合は、2級電気施工管理技士に合格して5年以上の実務経験というほうに該当しませんでした。当時、2級電気施工管理技士に合格して、3年くらいしか経っていませんでした。でも第一種電気工事士の免状を持っていましたので、こちらの受験資格で試験を受けました。

こうやって勉強する

はじめの年は、不合格でした。
難しいというのが印象に残っています。問題は、簡単に思えたのですが、あらゆる問題が出てきましたので、ぜんぜん知らない問題も多く、結果点数が足りませんでした。

1級電気施工管理技士は、幅が広く建築、設備、全てを知っていなければなりません。現場でとなりでしている工事を見て、大体何をしているのかがわからなければ、解けない問題です。電気だけ知っていてもダメということで、建設の施工現場で求められる現場代理人としての一切の業務を覚えなければなりません。

勉強するにも、全部を覚えなければならないので、実際には電気の施工のことだけを勉強していました。仕事もありましたので、試験勉強だけというわけにもいきませんでした。次の年、なるようにしかならないと開き直って試験を受けました。

それでも実地試験の
・工程管理上、特に留意した項目を2項目選び簡潔に記述せよ
・安全管理上、特に留意した項目を2項目選び簡潔に記述せよ
・品質管理上、特に留意した項目を2項目選び簡潔に記述せよ
・施工計画上、特に留意した項目を2項目選び簡潔に記述せよ
・あなたがとった具合的な処置または対策を簡潔に記述せよ
これだけは、どの問題が出ても大丈夫なように完璧な回答を考えて試験に行きました。これしか試験対策でやりませんでした。これしか出来なかったというのが1級電気施工管理技士の感想です。

試験後もダメだったかなと半分はあきらめていましたが、無事、合格です。嬉しかったです。次に、1級電気施工管理技士の試験を受けても受かる自信は、このときには無かったです。(今は、実地よりも学科でダメになりそうな感じがしますが・・・)

資格を取得すると

1級電気施工管理技士に合格すると社内での雰囲気が変わったのを覚えています。若干29歳のやつが合格しやがった。地位が上がったのを覚えています。当時、ある程度現場経験をしている人は、講習で1級電気施工管理技士をもらうことが出来ました。

それでも1級電気施工管理技士の番号を見ると講習でもらったのか、試験でもらったのかがわかりましたので、俺は試験で取ったんだという誇りみたいなものがありました。

「5点、大きいよ。ありがとう」と営業から言われました。

この5点というのは、公共入札に参加するための経営審査事項の一つ項目に、有資格者の数があります。2級電気施工管理技士が2点に対して、1級電気施工管理技士は5点です。さらに監理技術者講習を受けて監理技術者にもなりました。30歳には、監理技術者、現場代理人として工事現場に行きました。

1級電気施工管理技士に合格すると、あらゆることが変わります。それは、地位が上がることはもちろんですが、責任もそれだけ大きくなります。現場に出るとそのプレッシャーと戦うことにもなります。それでも電気工事の会社で仕事をするのであれば、1級施工管理技士に合格まで早いうちに行くことをお勧めします。

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